今回はステイホームでお過ごしの皆様におススメ映画をご紹介したいと思います。
2010年に公開の中山美穂さん主演の映画「サヨナライツカ」です。
元ご主人、辻 仁成さんの恋愛小説が映画化されて話題になりました。
監督は韓国映画の「頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン氏です。
1975年 タイバンコクの高級ホテル 「マンダリン・オリエンタルバンコク」に自由気ままに暮らす沓子(中山美穂)は、日本から赴任してきたエリートサラリーマンの豊(西島秀俊)と出会い、お互いに強く惹かれあいます。しかし豊には赴任前に結婚を約束した婚約者(石田ゆり子)が日本で帰国を待っていて。。。
この映画は今から11年前に公開になり、中山美穂さんが12年ぶりに主演映画ということで話題になりました。中山美穂さんのオリエンタルで妖艶な美しさと、叶わぬ恋にお互いに揺れ動く二人の心が、昔の日本を思い出させるようなタイの風景と、豪華で華やかなホテルを舞台に、儚くも美しく表現されています。
撮影や照明が美しく、光と影の使い方が異国情緒にあふれていますので、一緒にタイを旅をしているような感覚にもなります。
まず、注目ポイントは中山美穂さんが美しすぎて、同性ながら惚れ惚れしてしまいます。身にまとうドレス姿にスーツ姿、どれも美穂さんの魅力を引き出していて、タイという国の気温や湿度さえも 目で見て感じるような装いです。美穂さんのはっきりしたお顔立ちには、オリエンタルなスタイルが本当にお似合いです。
また、舞台となったマンダリン・オリエンタルバンコクはアジアを代表する最高級ホテルの一つとして有名で、著名人や世界中からの観光客やビジネスマンに愛されています。オーサーズラウンジも何度か登場しますが、蘭の花が豪華に飾られ、白塗りの藤家具とヤシの木でとても美しい夢のような場所です。コチラのアフタヌーンティーは昔から女性の憧れで、タイに旅行したら必ず訪れたい場所の一つとなっています。
ホテルのスイートルームの中の調度品も素晴らしく、ジムトンプソンの美しいシルク製品にはため息がでます。五感が刺激される美しい映画となっています。
内容は見てのお楽しみとなりますが、大人の男女の純粋な恋と、素直に伝えられない想いの葛藤が、見ている側にも伝染し、てとても切ない気持ちになると同時に、やはり「恋」にかける情熱は、人の記憶に鮮明に記憶されていくものだなと感じさせられました。
私は小説も読みましたが、何度見ても感動で涙があふれる映画です。
ぜひ、このゴールデンウィークに「サヨナライツカ」をご覧になられてはいかがでしょか?
Amazon prime videoでも視聴できますよ!